小説の世界

2006-08-07「ETERNAL CRYSTAL」第6章

第6章

次の日。

エリーたちは森を出た先の道へ進んだ。

そこは広い高原のようになっていた。

高原みたいね…」

「ええ」

「ねえ、レイリア様がおっしゃっていた、エターナルクリスタルって、いったいどこにあるのかしら?」

「さあ…」

「みんな、気をつけろ!!」

「フェイル?」

「どうしたの?」

「今、敵の気配があったような気がしたんだ」

「なんですって?」

エリーたちは精神を集中させた。

「来るぞ!!」

フェイルが叫んだと同時に、ディール島の戦士がいっせいに襲い掛かってきた。

「卑怯な手を使うわね。みんな、行くわよ!」

「ええ!!」

イリュージョンラビリンスミラー!!」

「アクア・ウオーティ・フリーズ!!」

「アクア・スティアー・サンド!!」

ブラックバーストサンダー!!」

「ウインディハリケーン!!」

「いったい何人いるの?」

「きりがないわ」

「ティシア」

「なんだ?」

「おまえのクリスタルの力を、俺に貸してくれ」

「ああ」

ティシアはクリスタルを掲げた。

「ウインディクリスタルよ、このものに力を与えたまえ!!」

フェイルのクリスタルに、ティシアのクリスタルの力が注ぎ込まれる。

「おまえたち、俺から離れろ。 もしかするとおまえたちまで巻き込んでしまうかもしれない」

「わかったわ」

エリーたちはフェイルから距離を取った。

「くらえ、グランドストームハリケーン!!」

フェイルのクリスタルに、ティシアのクリスタルの力が備わったこの技は、これまでとは桁違いだった。

ディール島の戦士は一撃で吹き飛ばされる。

「おのれ! 覚えていろ!!」

ディール島の戦士たちは撤退していった。



「みんな、怪我はないか?」

「私たちは大丈夫。 それにしてもすごいわ。 こんな技を生み出せるなんて」

「ティシアのクリスタルは風のクリスタルだ。だから、俺とあわせて使うほうが威力も増すだろうと思ったのさ」

「私たちのクリスタルに、こんなすごい力があったのね」

「よし、先を急ごう」

「ええ」

2006-06-01「ETERNAL CRYSTAL」 第5章

第5章

ディール島。

「おのれ! レイリアめ、とうとう戦士を送り込んできたか

「申しあげます! ルシアさま!!」

「なんだ? シルヴィ」

アレス島の戦士によって、我々の兵士が多数倒されました!!」

「なんだと!?」

総帥のルシアは、怒りに拳を握り締めた。

「シルヴィ!!」

「はっ」

「第2配下の戦士を送り込め!」

「かしこまりました」



アレス島。 

エリーたちはこれまでの出来事をレイリアに報告した。

「そうですか。皆さんの力があったから、それだけのことができたのです。これからもその絆とチームワークを大切にしてくださいね」

「はい、レイリア様」

「さあ、今夜はゆっくりお休みなさい」

「失礼致します」

エリーたちは各々の部屋へ向かう。

エリーユリーの部屋。

エリー、疲れてない?」

「ええ。大丈夫」

「今夜はゆっくり休んで、明日に備えましょうね」

「はい。お姉さま

一方、フェイルたちは中庭で星を眺めながら、明日のことを話し合っていた。

「ディール島の奴らは、さらなる攻撃を仕掛けてくるに違いない」

「そうね、フェイル。油断はできないわ」と、シンクレアが賛同する。

「でも、私 ひとつだけうれしいことがあるわ」

「なんだい? シンクレア

ユリーとエリーちゃんよ。2人が仲直りしてくれて、本当によかったわ」

「それ、私も同じ意見よ」と、ルイザ。

「これからはみんなで力を合わせてルシアたちと戦っていけるわよね?」

「ああ! 今の俺たちならきっと勝てるさ」


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2006-05-13「ETERNAL CRYSTAL」 第4章

第4章

イリアの助言を受けたエリーたちは、再び森へと進んだ。

「もうだいぶ進んでるな。 どうだ? 様子は」

「全然変化がないわ」

「おかしいわよね。 とっくに攻撃してきていいはずなのに…」

「見て。お姉さま

「なに? エリー

ユリーはエリーの指差したほうを見た。

「森の出口よ」

「本当だわ」

エリーたちは出口を目指し、走った。

出口へ出たとき、エリーたちを待っていたものは――

「待っていたぞ」

「おまえ達は!! ディール島の!!」

「そのとおり。 おまえ達が出てくるのを待っていたのさ」

「なんて、卑怯な」

「みんな、いくぞ!!」

「ええ!!」

「アクア・スティアー・サンド!!」

「ウインディハリケーン!!」

「うわあ―っ!!」

「おのれ!! ブラックバースト・サンダ―!!」

「きゃあ――っ!!」

「みんな!!」

「よくも!!」

「アクア・ウオ―ティ・フリーズ!!」

イリュージョンラビリンスミラー!!」

エリーシンクレアの攻撃で、かなりの兵士が倒される。

「すごいじゃないか!!」

「よくやったわ。 エリーシンクレア

「さあ、もう、残りの兵士は少ないわよ。 どうする気?」

「おのれ…!! ディール島の城で待っている。 決着は次だ!!」

「のぞむところだ!!」

ディール島の兵士達は、引き返していく。

「みんな、やったわね!!」

「でも、ディール島の奴らがこのまま引き下がるとは思えないな」

「ええ。 どんな手を打ってくるかわからないわ。 気をつけましょうね」


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2006-04-18「ETERNAL CRYSTAL」第3章

第3章


エリー!」

ユリ―、後ろに魔物がいるわ。気をつけて!!」 と、シンクレア忠告する。

「よくも妹を!! アクア・スティアー・サンド!!」

ユリ―の渾身の一撃で、魔物は消滅する。

「これで、全部片付いたな」 と、フェイル。

エリー!! しっかりして!!」

ユリーがエリーを抱き起こす。

「お姉…さま…」

「ごめんなさいね。 私がもっと注意していればよかった」

「そんなことないわ」

「とりあえず、いったん島に戻ろう。 エリーがその状態ではまともに戦えない」

「そうね、フェイル。 歩ける?エリー

「うん…」

しかし、傷の痛みでフラつく。

その瞬間、ユリーが彼女を支えた。

エリーは、私が支えていくわ。 みんな、行きましょう」

ユリーたちは、アレス島へ戻っていった。

 

アレス島。

イリアが慌てて飛び出してくる。

エリー、その傷は!!」

「申し訳ありません。 私をかばってけがをしたのです」

「すぐに手当てをしなければ。ルイザ、お願いします」

「はい。 スカイクリスタルよ、私に力を!! ヒーリングウインド!!」

ルイザのヒーリングパワーが エリーの傷を癒していく。

「これで、大丈夫ですね」

イリアがホッとしたように言う。

お姉さま、皆さん…」

エリー、大丈夫?」

「ええ。 心配かけてごめんなさい」

「よし、それじゃあ行こうぜ!!」

「皆さん」

「なんですか? レイリアさま」

「話しておきたいことがあるの。 聞いてください」

7人は、レイリアのそばに集まる。

「ディール島の人々を倒すには、未知なる力・エターナルクリスタルが必要なのです」

エターナルクリスタル?」

「はい。 そのクリスタルを手に入れることができなければ、総帥のルシアを始め、島の人々を封じることは出来ないでしょう」

「それはどこにあるんですか?」

「あなた達のクリスタル・ストーンの力がひとつになったとき、エターナルクリスタルが出現するという言い伝えが残っています。 今の私にわかっているのはこれだけです」

「わかりました。 教えてくださってありがとうございます。 それでは、私たちは行きます」

「くれぐれも、気をつけてくださいね」

「はい!!」

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2006-04-13ETERNAL CRYSTAL・第2章

[創作][ファンタジー][連載]「ETERNAL CRYSTAL」第2章

第2章

森の中を歩いていたエリーたちの前に、魔物が出現する。

魔物だ!!」

「ディール島の?」

「おそらくな。 みんな、いくぞ!!」

「ええ!!」

7人は、聖剣を手にし、同時に叫ぶ。

「我らを守護するクリスタル・ストーンよ、我らに力を貸したまえ!!」

「アクアクリスタル!!」

アースクリスタル!!」

「ウインディクリスタル!!」

スカイクリスタル!!」

「フレームクリスタル!!」

イリュージョンクリスタル!!」

「精霊召喚!!」

7つのクリスタル・ストーンから、それぞれの守護精霊があらわれる。

マリンフェアリー・エアレスアタック、アクア・スティアーサンド!!」

ユリ―の精霊の攻撃は、魔物に見事的中する。

エリー、今ならやつは動けないわ。 あなたの魔法で、凍らせて!!」

「わかったわ。 レイクフェアリー・セシアのアタック、アクア・ウオ―ティ・フリーズ!!」

その魔物は、凍り付いて動けなくなり、やがて消滅する。

「やったわね! エリーちゃん、ユリー!!」

「ええ!」

「私たちの精霊は必要なかったみたいね」

「ええ」

「いや、まだ他にもいるぞ!!」

「ええっ!?」

さらに、魔物が現れる。

先ほどよりも数が増している。

「さっきのは、ほんの挨拶代わりってことか。 シンクレア!!」

「なあに?」

「おまえの幻の力で、こいつらを封印してくれ!! 俺はその間にこっちを片付ける」

「わかったわ」

エリーユリ―も2人で力を合わせて、左の魔物を頼むな」

「OK!」

「まかせて!」

「ルイザ、エリーたちの援護を頼む!」

「わかったわ」

「ジェミ―ヌ!!」

「!」

「俺と一緒に、こいつらを片付けよう」

「ああ!!」

「はあーっ!!」

イリュージョン・スターディン!!」

エリーたちは次々に魔物を倒していく。

ところが、最後に残った1匹が ユリーを狙っていた。

それに気づいたエリーがとっさに飛び出す。

お姉さま、危ない!!」

ユリーを突き飛ばしたエリーは、魔物の攻撃をまともに受けてしまう!!

「きゃあ―っ!!」

エリー!!」

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